雨が降るのが怖い人がいるんです。
梅雨時前の、6月。Bさんは、切羽詰まっていた。
というわけでBさんのお話・・
そこは、若者に人気のある町で、
賑わい、
若者が楽しく生きる街。
おしゃれな男女が、いる。
私(Bさん)は、若く、美しく、人気者。
その噂は「蛙界隈」にまで広がっていた。
店長「今、カエルっておっしゃいましたか?」
Bさん「はい!カエルです。蛙!」
蛙世界では、アイドル的存在
私が通りを歩く頃を見計らって、
蛙たちが歩道に出てくる・・・
だけど、
全部車にはねられてしまうんです。
それをもう見たくない・・
・・・だから、蛙に伝えました。
歩道に出てこないで。と。
そうしたら、
蛙たちが、今度からは、
遠くから見守るよと言ってくれました。
END
その後、Bさんから
雨が降ると歩道に蛙の死骸があったが、
今年は見なかった・・と、連絡がありました。
親衛隊である蛙さんたちの決死の応援を
Bさんはもう必要じゃなくなったのでした。
彼女はちょうどそのころ難関である資格に挑戦をしていた時期でした。
合格したときは、合格祝いにお食事を一緒にしました。